わが子の遠足はアマゾンの秘境?いやパリ?マチュピチュ?
わが子の遠足はアマゾンの秘境?いやパリ?マチュピチュ?
グーグルさん、すごいですね。「グーグル・エクペディション(Google Expeditions)と呼ばれるキット。VR技術を用いて、子供たちに“バーチャルな遠足”を提供するそうです。
グーグルは、今年5月には、仮想現実(VR)技術に対応したスマートフォン(スマホ)やアプリを開発するためのプラットフォーム「デイドリーム」を発表したばかりです。
さっそく、新たな「用途」を“教育現場”に落とし込んでいるようです。
VRといえば、「ゲーム」の世界といったイメージでしたが、おそらくあっという間にゲーム以外の生活に浸透していくのかもしれません。
あらゆる企業や人が乗るプラットフォームを作りたいと思う方はたくさんいると思います。しかし、プラットフォームを作るだけでなく、その用途、アプリケーションまで一気に実現するというのは、やはりそれはグーグルだからこその力。すごいですね。
でも、こういった新しい何かを(上記のレベルは桁違いですが)、少しずつでも実現してみよう!という「閃き」がわいたとしたら。作業を効率化するようなちょっとしたことでも。そうすると意外と、なんだか「楽しさ」や「やりがい」が生まれたりしませんか?!
第2回「先進的IoTプロジェクト⽀援事業」に係る企画競争
IoT進展に向けて、ソフト開発・利活用に関わる技術を駆使した先進的なモデル事業を公募・採択して、1年間の事業化支援を行うものです。
資金支援だけでなく、メンターがべた付で伴走して下さるという特典があります。
ひた走るベンチャー、経営者は、どこかで何かが見えなくなるものです。「分かってはいても、実は出来ていない」ということにも陥りがちです。信頼できる第三者の目は、極めて重要、いや必要といっていいものだと、私自身の経験からも断言できます。
可能性があるのなら、応募する価値があるのではないかなと、勝手ながらお勧めいたします。
独立行政法人情報処理推進機構 IT人材育成本部 イノベーション人材センターは、IoT推進ラボ(注1)における具体的なIoTプロジェクト創出支援の一環として、ソフトウェア開発や利活用に関わる技術を駆使したモデル事業(注2)を企画・実施する者(以下「支援先事業者」という。)に対して、資金支援及びメンター(注3)による伴走支援を行う「先進的IoTプロジェクト支援事業」(以下「本事業」という。)を実施します。
つきましては、以下の要領で本事業を実施する支援先事業者を広く募集します。
注1「IoT推進ラボ」については次のURLを参照。http://iotlab.jp/jp/index.html
注2 製品・サービスの展開地域または時期等を模範的に事業化して展開しその効用を確認し評価する事業。
注3 優れた能力と実績を持ち支援先事業者への指導・助言などを通じてモデル事業の実現や事業化を加速させる役割を担う。
三浦豪太さん、「出来る理由を探せという”理由”」とは?
数日前に、三浦豪太さんとお話をする機会がありました。三浦さんは、あの80歳でエベレスト登頂の三浦雄一郎さんの息子さんで、一緒に登頂された方です。
お話の肝となるところは、「出来ない理由ではなく、“出来る”理由を探せ」でした。雄一郎さんは、登頂PJを結成するやいなや、不整脈を患い、医者からは「登頂は、裸でワニの群衆に飛び込むようなもの」と言われたにも関わらず、「だったら、飛び込んでも大丈夫と言う医者を探せばいいじゃないか」と言ったそうです(笑)
ところがです、二人でお話しした際には、こうおっしゃいました。「日ごろから、愚痴を言わないわけでもなく、むしろ、人間として“弱い”ものなんです。だからこそ、出来る理由を探すんです」と。
やはり、心の強さ、マインドにしても、人によって多少の強弱はあるかもしれませんが、誰だって“意図的に克服”しながら、何かに向かっていっているんですね。
雄一郎PJは、必ず5年間周期のPJを立ち上げるそうです。なぜなら、最初の3年間は“遊べる”からだそうです(笑)
おっしゃったことと矛盾しないですね。こんなにすごい人たちも、自分達のペースで、自分を見つめながら、重い腰を上げていっているわけです。
私は、企業人の方々に、「プロセス×コンテンツ」を提供することで、『発見力』を磨いて頂いています。そのチカラによる「閃き」は、きっと「マインド」を向上させるものと信じているからです。
その一つのコンテンツとして、三浦豪太さん、雄一郎さんのお話も入れていきたいなと考えております。
「人生を多様な見方で捉えるのに長けている人」になるためには?
明確な答えがあるわけではありませんが、一つの示唆となるのではとハッとさせられた記事がありました。
それは、『録音された自分の声を聞くと「恥ずかしい」と感じてしまう』というものです。
録音された自分の声を聞くと「恥ずかしい」と感じてしまう理由 | ライフハッカー[日本版]
私自身、プレゼンをすることが本職なのですが、その状況を逐一録音して「そのリアルな姿」を振り返ることは非常に恥ずかしいものです。
そもそも、そのように恥ずかしく感じる理由は科学的にあります。
まず、録音した自分の声が別人のゆに聞こえるのは私たちの頭蓋骨の生理機能のためです。自分の声を聞くときは、骨伝導という「特別の」スピーカーを通しているようなものなのです。詳しく説明しましょう。
声帯が振動して言葉を発する際に頭蓋骨も一緒に振動することで、内耳の渦巻管にも伝わるために骨伝導と呼ばれています。骨伝導は空気伝導に比べて低い周波数で伝わります。これが、自分の声を再生した時に聞き慣れないと思う理由の1つです。自分の頭を通して音を聞くとき、頭蓋骨を通すことで脳は実際よりも低い音で認識しているのです。
なので、残念ながら録音された自分の声が、実際に他人に聞こえている声なのです。
確かに、考えてみればその通り。理屈は当たり前なことでもあります。そしてまた、聞きなれない声が、自分のものとして突きつけられれば、誰だってそのギャップに「ショック」を受けるはずです。
しかし、だからといって、自己認識とギャップのある「その声」が、他者にとって「よくない」ものかといえば、そうとも言えないと思います。なので、私自身は、突き詰めて「声そのもの」を見つめる必要もないのかなと考えています。
いつもの自分の声が(自分に)聞こえている状態で、その声が実際にはどういう声であろうが、他者がどういう「反応」をしているかを見さえすれば、十分にレビューができるのかなと。
そこで最後に、標題に関する重要なことになりますが、「その声」に「どう向き合って」いけるかということです。
The Science of usによると、以下のように説明があります。
自分自身の声を聞いても恥ずかしいとも何とも思わず、全く気にしない人は、相当自尊心が高い人か、人生を多様な見方で捉えるのに長けている人か、もしくは、ただ単に自分の声に慣れている人なのかもしれません。
目を伏せてもいけませんし、かといって傲慢になっても新たな境地には進めません。リアルな自分に、真摯に上手く向き合わないといけません。ネガティブに心に引きずらず、しかし、しっかりと参考にする。
そのために必要なのは、やはり「多様な見方」なのでしょう。物事は、あらゆる観点があり、トレードオフの関係にあります。重要なのは、その「バランス」です。個性だってあって、人それぞれのバランスがあります。そのバランスを、その人なりに微修正すればよいことだと思います。
では、多様な見方がなければ、自分と向き合わない方がいいのかというと、それは本末転倒です。逆に、多様な見方を「培うため」に、時には心落ち着かせて、自分と向き合う時間を作ってもいいかもしれませんね。
春と夏の甲子園、あなたならどっちを目指す?
遠い昔ですが、私も高校球児だったのでついつい目がとまります。こちらの記事。春のセンバツ出場32校の決定。
ただ、あれっと思う高校もありますよね。例えば、東海大甲府なんて、強豪で有名ですよね。しかし、なんと25年ぶりです。しかも、まだこれまで4回しか出場してないんですね。日南学園もしょっちゅう甲子園にでているようですが、12年ぶりです。本当に意外ですよね。
逆に、竜谷大平安は、あの競合ひしめく京都で4年連続というのはすごいですね。大阪桐蔭も、あの大阪で連続出場です。
これらの学校がどうか、その事情は分からないのですが、各学校で春の甲子園を目指すか、夏の甲子園を目指すか、その時々の戦力などで、かなり戦略的に計画を練っていると思います。
例えば、私の学校は公立校でしたので、即戦力となる人材は少ない。なので、とことん鍛えて、とにかく最後の「夏」を目指すというものでした。これまで7回甲子園にでていますが、確か、春は2回だったかと記憶しています。
高校球児の育成も非常に時間がかかります。
例えば、中学校で軟式をやっていたか、硬式をやっていたかでも全然違います。基礎体力が違います。硬式の方が「重い」ボールを使っていますので、筋力が強い。まさに即戦力になります。一方、軟式経験者は、硬式になれるまでに、最低でも半年はかかると言われてたりもします。
最近は、もしかするといいトレーニング方法もあるかもしれませんが。あんまり急ぐと、故障するでしょうね。子供の将来を奪いかねません。
そこで、この戦略には、硬式経験者など既に体ができている人材を「スカウト」できるかということがとてもかかわってくると思います。
強豪校には、必然的にわーっと人が集まってきます。私の高校も甲子園にでた翌年は一気に部員が急増したと聞いています。いい人材も。そうなると正の連鎖で、「春」を目指せる、他校に差別化を図った戦略がうてるというわけですよね。
ただし、甲子園であまりに勝ち続けてしまうと、今度は新チームの始動が遅れてしまいます。3年生ばかりの構成だとなおさらです。そうなると、春は捨てて、夏となるでしょう。
そうやっていくと、おのずと春に出る高校、夏に出る高校と傾向がでてくるのではないでしょうか。
そういう傾向を避けるために、あえて、2年生部員を数名レギュラーにいれておくという戦略をとっている高校もあろうかとは思います。
そんな目で甲子園をみるというのも、また一つ醍醐味が増えると思います。いかがでしょうか。
恋心のギャップさえもビジネスモデルの起点に?!
今日は、一目見てついつい笑ってしまったバレンタインデイに関するこの記事。バレンタインに義理チョコ専門店(ブラックサンダー)
さすがに、「ブラックサンダー」をいただくと、否が応でも「義理チョコ」だと分かりますね。むしろ、お気遣い、大変ありがとうございますと、頭を下げたくなります。
子供の頃は、バレンタインデイに登校する際には、非常に緊張したことを覚えています。もらうのも恥ずかしければ、全くもらえないのも恥ずかしいですよね。意中の人が、違う人にあげているのも見たくないし。
でも、もしも学校中が「ボランティア精神」に溢れていて、みんなが入り乱れてブラックサンダーのような「義理チョコ」を配りまくっていたとしたら、まるで「祭り」のようでものすごく楽しい思い出になっていたかもしれないですね。
話を少し本題に戻すと、、、こんなリサーチ(マッチアラーム調べhttp://matchalarm.com/)がありました。
特に20~24歳までについては、期待する%のギャップである20%以上もの人たちがいわゆる「勘違い」をしてしまっているということになりますよね。
恐ろしい。
かつて自分がそうだったとしたら、そんな昔の自分に「エール」を送りたいですよね。「君だけじゃないんだよ。いっぱいいるから」って。
そんなギャップを解消するべく、この「ブラックサンダー一目で分かる義理チョコ」ビジネスモデルが誕生したと考えると、これはまさに「社会貢献」ですね。
私はここ数年、義理チョコさえももらっていないので、一安心ではありますが。
制度変更 どう自分のビジネスに落とし込みますか?
ハワイ州観光局が、昨日の26日、新プロモーション「有休ハワイ」を発表しました。このプロモーション戦略は「労働基準法の改正案」が背景にあります。新たなビジネスモデルが生まれる背景を憶測してみましょう。
今日はこちらの記事から。
私もハワイは大好きです。とはいえ、かなりの貧乏性なので、いざいこうとなると沖縄あたりで…と宮古島や久米島などに行っていました。しかし、家内が大のハワイ好き。そのミーハー加減に押されて、一度行ってみたらはまりました。
とにかく「楽」。「飽きない」。確かに、ハワイ州が言うとおり、「みんな笑顔」になりました。
私の両親も一緒にいったのですが、特にそうなると、この「みんな笑顔」がなによりも重要ですよね。
話を経営コンサルティングに戻しましょう。
こういった記事、いわゆる新たなビジネス戦略を見るにあたり、「なぜそううってでたのか」、「起点」となった背景を考えることがとても重要だと思います。
まず、第一の起点となったことは、「労働基準法の改正案」です。
年間5日間の有給休暇の取得を義務付けるというものです。
エクスペディア・ジャパンの「世界26ヵ国 有給休暇・国際比較調査2015」調査によれば、日本はなんとワースト2位の取得率なんですね。
余談ですが、最下位は韓国。逆にベストは、ブラジル、フランス、スペイン。ブラジルを除いて、これら4国は、私が旅行した中で、最もよかったと思う国です。日本に近い風土と、全く反対の風土とが、もしかして私には「親和性」が生まれるのでしょうか。
それはさておき、この法案が近い将来施行される予定です。時期については、平成28年4月というのは延期されました。しかし、時間の問題のようです。
さらに、起点となったことは、「期間」です。
仮に、土日をつけて、この有休5日間を連続で取得すると「7日間」となります。ハワイ州は、この7日間は、日本とハワイを往復して、ハワイを適度に満喫するに「適した」期間だと語っています。
前述のエクスペディアの調査結果において、「有休の使い道」の項目では、ダントツにナンバー1なのが「複数回に分けて短い旅行をする(58%)」になっています。
もし仮に、年度末も近づいてきたり、閑散期に入ったときなどに、上司(会社側)から思い出したように「今の内に有休を消化とけよ!」なんて言われると、きっとまとめて5日間を取ると思います。これまで長期休暇なんて考えたこともない人たちが、この7日間というゴールデンタイムを手に入れるとどう考えるか。たまには、「海外(長い旅)」でもいってみない?!となるんじゃないでしょうか。
いや、きっと、ハワイ州もそう考えたはずです。
そして恐らく、ハワイ州は、このオポチュニティを「自らのリソース(特長)」に「リンク」できるかを考えたはずです。
そして、誰もがこう思ったのではないでしょうか。(以下、私の勝手な想像です。)
唐突に得た休暇で、唐突にハワイに行こうと考えた人たちは、恐らく「疲れたサラリーマン」達ではないかと。そんな疲れた人たちにとっては、このハワイの環境はまさに「英気」を養うに値するものだと。目的は「遊び」ではなく、あくまでも「仕事」に向けた「リフレッシュ」である。そうすれば、有休取得の「罪悪感」も軽減するはずだと。
前述の調査では、「有休取得の罪悪感」は、日本はずば抜けて1位です。有休取得率を上げるというだけでなく、会社に縛られたサラリーマンを解き放ってリフレッシュさせられる社会貢献になる可能性があります。
新たな施策を打つ根拠はそろいました。それでは、後は具体的にどういった内容のサービスを形作っていくかという議論になります。
そこで、こういった5つのゲージなどを使って、対象者達に改めて「適したスポット」をナビゲートしていけるようにしようという流れになったのではないでしょうか。
新しいビジネスモデルが世に出たときには、どういう背景でこうなっていったのだろうと「憶測」をたてるのもとても面白いですよ。お勧めいたします。