プロセスバンク by 得田裕介

経営コンサルタント problem solving and decision making

戦略を立案したくても筆が進まず企画書が埋まらないのはなぜ?!

私が大好きで、唯一定期的に視聴している番組が「世界ふしぎ発見」です。

この番組を見ると、なぜだかようやく週末をくつろいでいる実感、α波が出てきてくれます。

そんな世界ふしぎ発見から、こちら。

 

第1380回

太りにくい!老けにくい!その秘密はここにあった

知られざる腸内細菌パワー

バックナンバー|TBSテレビ:日立 世界ふしぎ発見!

 

年末年始で、太って剥くみきっただけでなく、過度の疲労感が抜けないところまできてしまった今の私にとって、最適な情報でした。局にとっても、恐らく、そんな私のような視聴者に向けたタイミングを図ってのことだったのでしょうね。

300gのヨーグルトを20日間の継続で、6キロほどの体重減というのは、恐るべしですね。

私もこれまでにダイエットと言えば、炭水化物・糖質を抜くとか、ジョギングするとか、なんだか色々と考えてやってはきました。

しかし、外食メニューでは、食べられるものがなくて途方にくれてしまって、毎日「鳥のささみ」ばかり食べ続けてしまうとか、ひたすら走って、坐骨神経痛になってしまうとか、それなりの代償に苦しんできました。

 

論理的に考えると、入れるものを「除く」「減らす」とか、入ったものを運動によって「消費」するとか、とにかく、「出し・入れ」を「自助努力」でコントロールすることしか考えられていなかったようです。

短絡的でした。

そうです。都合よく、「細菌(他者)に任せる」という方策に気づいていませんでした。

 

非常に楽です。まさに「戦略」です。

無駄な戦を「略(省く)」すること。

美味しいヨーグルトと餌を与え続ければいいのです。乱暴な言い方をすると…

 

そこで、色々と調べていると、このような記事もありました。

ヨーグルトの秘めた実力

時事ドットコム:ヨーグルトの秘めた実力

免疫細胞は70%が腸にあり、そこへ情報を出しているのが腸内細菌で、腸内細菌によって(免疫細胞が)造られています。残る30%は、笑う、良いことをイメージする、運動するといったことが影響している。NK細胞は笑うと出てくるし、落ち込むと減り、社会貢献をすると免疫が上がる。心の動き、メンタルな面が多いのです。

 

しかも、これら腸内細菌は、「脳」にまで密接に影響を与えているとのこと。

NHKスペシャル 腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー

 

話は経営コンサルティングの世界に戻します。

私は、戦略を立案するに当たって、クライアント企業のリーダーの方々とone-on-oneで、半年近く、「協同作業」を繰り返すプロジェクトを行います。

この作業はなかなか大変なものがあるので、完成、となった時には、その充実感と開放感から、その半年間を「振り返る」言葉が、多く出てきます。湧き出るかのごとく。

 

そういったつぶやきの中でも、非常によく出る言葉が、

企画書作成するにあたり「どうしてこんなに筆が進まないのでしょうか?」というものです。

 

先日、最後のone-on-oneセッションの際に、2人で大笑いしたことがあります

その方は、休日に「丸一日」机に向かったにもかかわらず、「1行」も企画書に追記することができない日があったそうです。悲しいことに。

その質問を受けた直後には、私も素直に、誠実に、その想定原因と対処法について詳細に説明を続けました。

例えば、思考の癖として、アウトプットの前に、暗算で先読みしてしまい、結論との整合がとれない不安にかられてしまい、いつの間にか思考が複雑化して、筆の一歩が踏み出せないとか。情報不足が依存して、問題を具体化できないとか。

それでも、何か腑に落ちない様子。

なんだか、それ以外にも自分でも理解不能な「得体の知れない状態」があるようなのです。

そこで、さらに

その時の状況を深堀して聞いていくと、なんと最近ずっと「週5日間」のペースで「居酒屋」通いしているということが判明しました。

「平日は業務が遅くとも早くとも必ず飲みに行くので、企画書作成の時間がとれない。だから、思い切って、土曜日に一人の時間を取ったんです。」と…

 

驚きました。

上述の「腸内フローラ」の観点からすると、「最悪」の状態です。

健康な状態が、どういうものかということも「忘れてしまった」という状態かもしれません。もう、自己認識ができないらしいんです(笑)

 

単純に言うと、「思考力」の低下です。

 

現状分析一つをとっても、そう簡単にできるものではありません。プロだって。

仮説を出して、疑問点を抽出し、それの根拠となる情報収集をして、自分なりの考察を出す。少なくとも、そんなフローは辿らないといけない。

ある程度、整理でき始めないと、「言語化」することはできません。

 

にもかかわらず、平日に体調を悪化させ、休日にこのフローを一気通貫させようとする。

 

「そりゃ、やっぱり… 都合よすぎません???」(笑)

と、2人で大笑いしました。

 

やはり、「体調」は重要です。

コンサルタントっぽく言うなら、「作業フロー」の「全体像」を予め描いておいて、それらを達成するために必要な「リソース」を割り出した上で、計画的な業務遂行をとでも言うのでしょうか。

私はガチガチな計画が嫌いなタイプなので、上記はちょっと嫌な言い回しです。

なので、こういっておきます。

「大雑把」に、最低限整えるべきものは「意識」しておいた方がいいですよね、と。

 

私も、ヨーグルト毎日300g、継続してみます!

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