プロセスバンク by 得田裕介

経営コンサルタント problem solving and decision making

IoTビジネスは「三方よし(近江商人)」のモデルが最適?!

連日の記事のつづきです。

 

IoTビジネスは「三方よし(近江商人)」のモデルが最適?!

 

三方よしって何?

 

「売り手よし 買い手よし 世間よし」

という近江商人の精神です。


お客様に喜んでもらうことはもちろん、

それだけでなく、

社会貢献までできてこそ

良い商売なんだ

という意味です。

 

近江商人とは?

近江商人は、近江(滋賀県)に本店を置き、

天秤棒を担いで日本各地を行商して

豪商へと成長していきました。

他国に赴いて商行為を行い、

地盤を築いていった近江商人ですから、

なおのこと、

その地域のことを心から想い、

地域に貢献することが成功の秘訣でもありました。

 

なぜIoTビジネスと三方よしがシンクロするの?

一言でいうと

「垣根がなくなる」

からです。

 

全てがデジタルネットワークでつながります。

B2BとかB2Cという概念もなくなるでしょう。

例えば、

航空機エンジンを航空機メーカーに提供していたGEは、

いまや、

航空会社への航路提案や、

乗客に対する付加価値までも提案し提案しています。

 

エンドユーザ同士のつながりも

深くなっていくでしょう。

 

場所の垣根もなくなります。

デジタルですから。

 

そうすると、

業界の垣根もなくなっていくでしょう。

 

本屋だったアマゾンも

今や何屋かわかりません。

 

つまり、

360度あらゆるものとつながって、

あらゆるパートナーとつながり、

あらゆる顧客に

サービスを提供していく。

そうであれば、

常に

「関与するすべての人たち」

にハッピーを提供していかないと

成り立たない

ということです。

 

私利私欲ではなく、

利益も配分しながら、

出来ないことは素直に頼る。

 

これからの世の中は、

これまで以上に、

周囲との「関係性」が

重要になっていくと思います。

 

仮想ネットワークが進化して、

より物理的ネットワークに近づいていくでしょう。

VR技術などによって。

 

さらに、

つながる人が増えれば増えるほど

人と人との物理的な触れ合いの重要性に

気づき始めると思います。

 

今は、ちょうどその

「過渡期」

のような気がしています。

 

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