プロセスバンク by 得田裕介

経営コンサルタント problem solving and decision making

「改良型」から「発見型」へシフトするイノベーション

連載のつづき。

最後のパートです。

 

「改良型」から「発見型」へシフトするイノベーション

 

「発見」ってどんなもの?

今求められているのは「発見」です

 

事例を2つ見てみましょう。

 

1)ポケモンGO。

 

VRという技術は既にありました。

しかし、家にこもってゲームをしている人たちでも

きっと外にでてゲームをしたいだろう

という発想は、これまで実現していませんでした。

 

2)民泊

一時的に空いている施設、競技場、古風な家など。

こういったものを会議に貸し出そう。

新年会や忘年会に貸し出そう。

宿泊に貸し出そう。

そういった発想は、これまで実現していませんでした。

 

どれも、

ありえない技術が出現したわけではありません。

あったのは、新しい「気づき」

つまり、「発見」です。

 

どうして実現していなかったの?

しかし、この発見は曲者です。

見る人、聞く人によっては、

「なんだかそれよくわからない」

「できないよ」

「そんな汚いの借りる人いないよ」

「あいつは論理的じゃないよな」

と、無限に突っ込みを入れてくると思います。

 

ようは、

価値を発見する人と、実現する人とが

上手くタッグを組まないと、

この発見は消えていってしまうのです。

 

発見と実現の両方を持ち合わせた人は少ないです。

もっていても、マンパワーが足りません。

 

実現する能力を持った人は、

意外と発見志向(アイデア)の人を批評家と

受け取りがちです。

 

しかし、これからのイノベーション

「大多数がいいというものは、むしろ価値が小さい」

のです。

多くの人が理解できるのなら、

その価値は新しくもないわけです。

 

だからこそ、

保守的な実現者と

革新的な発見者とが

お互いにタッグを組む努力を

しないといけないのです。

 

犬と猿とが

仲よくなれば、

きっと世の中はよくなるのです!

 

どなたか私と組んで下さいませんか?!W